鈴木あやの - ドルフィンスイマー

BLUE DOLPHIN

2011年04月06日 07:36

今回の小笠原ツアーに参加いただいた方のお一人、鈴木あやのさん。ドルフィンスイムをやってる人なら誰もが知るスイマーだ。












彼女の存在は2年前に風の噂でそれとなくは聞いていたが、流行りものに興味がない私の目には入らず、初めてお会いしたのが昨年大阪での海のイベント。それが、会ってみるとチャーミングなうえに気さくで、初対面なのにすぐに意気投合した。あとで知ったが、東大卒。天は二物、三物を与えてしまったようである。なのに、そんなことを鼻にかけることはなく、海の中ではもちろん、陸の上でも自然体で魅力に溢れた女性なのだ。

そんな彼女と初めて海で潜る。海に入ると、ミナミハンドウイルカの群れ。それを撮影していると、彼女がイルカにコンタクトを試みるのが見えた。するとイルカは彼女に気がつき、目が合うと同時にもう彼女の虜。イルカの心を掴んだ彼女はとてもゆったりとスローなペースで一緒に泳いでいた。その姿はとても美しく、私はシャッターを押す手を止め、それをしばらく眺めていた。

それまで、イルカにターゲットオンしていた私は、カメラの向きを彼女のほうに変えた。沢山のイルカが彼女の虜になるように私も彼女の虜になっていた。時間にすれば僅かな時間だが、イルカと一緒に絡む彼女の美しい泳ぎを何カットも撮った。この時、小笠原のミナミハンドウイルカのわりには長く絡んでくれたのは彼女に起因することが多い。彼女の息は他の誰よりも長い。だから深くまで潜りイルカの側に一緒にいられる。御蔵島でもそうだが、イルカは泳ぎが上手な人とは長く遊ぶ。

またいつか機会があれば彼女を撮ってみたい。海から上がったあと、そう思ったのでありました。



























鈴木あやのHP
http://ayanoo.com/

鈴木あやののコラム - イルカと泳ぐということ
http://www.junkstage.com/ayano/

イルカ写真家・鈴木あやの写真展記念インタビュー
http://scubadive.jp/news/?tag=鈴木あやの
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