愛おしい顔
キャンプサイトから出発前に宿泊していたロッジに戻った。
外はあいにくの雨。キャンプ中、フロに入れなかったので
熱いシャワーを浴びる。けものから人間に戻った。
外に出て、
ラッキーと遊ぶ。
待ってましたと言わんばかりにワンワン吠えながらはしゃぐ
ラッキー。
マックはおとなしいコなので、遊ぼうとしてもその気はなく
遠くからこちらをじっと見てる。
ずっと
ラッキーと遊んでいた時、それは起こった!
背後に気配を感じるやいなや、背中に何かが・・・
それはマックの前足だった。
続けて「ベリッ」という音。
実に嫌な音。聞きたくなかった音。
マックが僕の背中から前足をおろす時に惰性でおろしたもんだから
前足の爪が僕の服にひっかかり、無惨にも服が5センチばかり
避けてしまった。うひゃ〜、やっちまったな〜
(ちなみは服はゴアテックスのレインウェア。)
後ろを振り返ると、それを知ってるか知らないのか
マックのキョトンとした顔。「くぅ〜ん」と小さく鳴くマックを見てたら
服を破られた怒りどころか、逆に妙に愛おしく思えた。
本当はラッキーと同じように一緒に遊びたいんだよなぁ。
なかなか本音を出さない臆病なマック。不器用なマック。
そんな君だけど、ラッキーと同じように大好きだよぉ。
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