2007年12月16日

準大賞

キャノンフォトコンテストのネイチャー部門で準大賞を獲りました。
キャノンのHPで既に紹介されているのでみてください。
(キャノンHP掲載写真の色は黄色っぽいですが、こちらが正しい色です)

準大賞

この写真はアリゾナのモニュメントバレーに行った時に撮影しました。車でオフロードを揺られながら奇岩が立ち並ぶ谷の風景を撮影していました。そのうちに段々と日が傾き赤い大地が夕日で更に赤く染まり、そして岩から伸びる影が長くなってきました。車を降りると目の前に一匹のワンコ。一体どこの犬だろう。野良犬?どこからかの観光客が連れてきたペット?それとも近くに居留区があるナバホインディアンの飼い犬?直接ワンコに聞いてみようと思いましたが、あいにく居眠り中だったのでそっとしておいて、勝手に写真に撮らせてもらいました。壮大なダイナミックな風景にほのぼのとしたワンコ。それは、とても微笑ましい光景でした。今も地球の裏側でこの子はまどろんでいるのかなあ。

準大賞

以前、高砂淳二賞を隔年で受賞して以来、一度だけフォトコンに出したっきりでその後は全く出していなかった。なぜなら、審査員の方々にとやかく好き勝手言われるのが嫌だったので(褒め言葉ならいいけど)。また、写真をやるうちに徐々に自分のスタイルも出来てきたので、フォトコンに出して批評を仰ぐ必要もなかったしね。
そこで今回はなぜ?と聞かれると思うが、上京した際に時間が空いて新宿のキャノンSCでカメラのCCDのクリーニングをやってもらってる間、目に入ったのがフォトコンのチラシ。読んでみるとグランプリの賞品が僕が現在メインで使ってるデジタルカメラ。既に持ってるのに同じものがなぜ必要かって?それはプロの場合、万が一のために備え予備機として必ずも複数台持ってるものなのです。もちろん、今まで予備機を持っていた。でも、それはフィルムカメラでの話。それが、今は大部分をデジタルに移行している。なのにカメラ本体の値段が高く予備機を買えないでいたのだ。そこで手っ取り早くフォトコンでゲットしようと思った訳。

ここで大事なのは要項。要項次第では諦める場合もある。読むと、プロアマ規定がない。そして受賞作品はキャノンが自由に使える権利を持つが非独占だ。つまり著作権は撮影者に残り、写真も撮影者が自由に使える権利があるということ。そこで応募することを決めた。問題はどの写真を出すかだが。仕事で使えそうなのは控える。その時に全く違うジャンルに挑戦してた写真があり、試しにそれを出すことにした。でも結果はあえなく落選。しかし、ついでに出した風景写真4枚のうちの一枚が選ばれたのでした。でも、もうフォトコンに出すことはないでしょう。たまたま今回は上位賞を獲れたけど、これが佳作やもう一歩で賞とか中途半端に選ばれたりすると情けないし、アマに混じって応募するのも気が引けるからね。まっ、今回は多目に見てやってくださいまし。



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Posted by BLUE DOLPHIN at 17:30│Comments(7)アリゾナ
この記事へのコメント
受賞 『おめでとうございます』
(で、いいですよね?)

かとーさんのお気持ち、なんとなくわかります。うちの相方もアマですが、同じ事を言います。

いつも生意気にコメントさせて頂いてましたが、やっぱり純粋にかとーさんの写真は好きですよ!


芸術は好きずきがありますが、今回賞をきっかけに、かとーさんの写真に出逢えた人たちがいらっしゃるかもしれないと思うと、たまにはコンテストもいいですよねっ。
Posted by りす at 2007年12月17日 01:18
受賞 おめでとうございます PAN!( ^-^)∠※☆ ★☆
デジタルカメラは残念でしたけど BLUE DOLPHIN さんの写真が
たくさんの人の心を動かしたのは 間違いのない事
私も BLUE DOLPHIN さんの写真は大好きです
これからも素敵な写真 撮って下さいね
Posted by YUMI at 2007年12月17日 14:00
師匠~!!
おめせとうございます!!!!!
すごい!すごすぎる!!雲の上の人であること改めて実感ナリですよ(涙)
作品、すばらしいです。いつも思いますが、暖かいのです。
いつも何か暖かいものを感じられていた。
今は待ちうけ加藤さんサンタですよ~!!
Posted by シャチコロ at 2007年12月17日 22:25
なるほど、見比べてみると色味が違うんですね。なぜなんでしょう。

加藤さんは誉められて伸びるタイプなんですねぇ。
うっかり失言しないように気をつけます。

なにはともあれ、受賞おめでとうございます♪
Posted by 綾乃庵 at 2007年12月17日 23:18
りすさん、祝福ありがとで〜すっ。嬉しいっす。
なんやかんやと書きましたが、受賞したのは正直嬉しいです。
それにしても他の皆さん、いい写真撮ってますねえ。楽勝やん、と思ってたけど終わってみるとレベル高かったですね。
りすさんの言うように、これをきっかけにまた僕の写真でなごんでもらえると何より嬉しいです。

YUMIさん、どっも!獲ってしまいましたねえ。自分が欲しかったデジカメはもらえなかったけど、EOS KISS digital X のレンズセットをいただきました。仕事用には使うつもりはないので、友人に引き取ってもらうつもりです。また、これからも写真撮っていきますね。

シャチコロさん、いやいやいや〜、獲ってしまいましたね。乾いた大地もワンコが一匹いるだけで、ほのぼのしてしまいますね。あらためて生き物っていいなあと思ってしまう。ここんとこ寒くなってきてるから、心の中ほっこりになりました?だったら良かったぁ。待ち受けサンタもほっこりでしょ。

綾乃庵さん、提出の写真はプリントだったので、それを複写した時に色が転んだんかなあ。でも、受賞してオリジナルデータを渡してるからそれを使えば正しい色になるのになんでやろ?でもでも、こっちにトロフィーとか賞品ととか一緒に送られてきた受賞作品集に印刷されてるのは正しい色でした。
そうそう、僕は褒められて伸びる子です。叱られたり、なぐられたりしたらキレます。いやいやいじけます。こんにゃろ〜と思います。でも、正直な指摘は別ですよ。助言も別ですよ。
Posted by BLUE DOLPHIN at 2007年12月18日 20:44
かっこいい~!
海のやわらかい写真とは違って
男らしいワイルドな写真ですね!
こういう写真も撮るんですねっ。
加藤文雄ファン初級者の私にとって
加藤さんのワイルドな写真は新鮮です!
壮大なスケールとインパクトがすごい!
色の対象がイキイキ。
空の色があるから茶色が映える。
茶色があるから青が映える。
加藤さんの写真は背景も主役っていうのがいい所だと思います。
風景の写真なのに躍動感を感じさせる!

人が住めるの?というような荒野のワイルドな大自然の中で
ちゃんと「生きてるよワンワン」というほのぼの感の対比がいいよね~ 普通の風景カメラマンだったらワンコは外してたかもしれませんよね。j受賞おめでとうございます。
Posted by siori at 2007年12月22日 14:05
sioriさん、どっも〜
一見、ワイルドなんだけど、よ〜く見るとワンコがいてマイルドな写真でしょ。そんなところがおいらの写真でござるよ。その良さをわかってもらったsioriさんは加藤文雄ファン上級者なり〜!
Posted by BLUE DOLPHIN at 2007年12月25日 12:00
 
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