加藤文雄/写真家[FUMIO KATO]

  

今回の小笠原で出会ったバンドー君

  

先日、小笠原に日本丸が港に入ってきた。




島のあちらこちらで船から下りた人に出会う。そのほとんどがご年配。なんでも名古屋から来たのだとか。小笠原に来ようとすると通常は東京竹芝から小笠原丸を使うしか交通手段はない。それが、今年の世界遺産になったのにともないいろいろなツアーが組まれてる模様である。


そんな日本丸も小笠原に寄港したのはわずか。すぐに港を出て行った。




夕日をバックに名古屋方面に消えていく船。

  

  

雨の日は嫌なことばかりではありません。
時には綺麗な虹がかかります。

  

小笠原、ボニンブルーと呼ばれる黒潮の紺碧の海の中で自由に泳ぐ。水深は2000メートル。どこまでも青いブルーに体が包まれる。





篠宮龍三さんが身に着けるのは海パンのみ。フィンも何も無しでバレエを踊るように海中に舞う。





和田唯さんもブルーの中で人魚になる。





実に美しい～




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昨日あたりから雨と風が断続的に続いている。早く止まないかな～

  

今朝も父島から白い風船が飛んだ。


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「人魚になりたいんです」って明るく笑顔で話す彼女。
篠宮龍三さんのサポート役で同行しているフリーダイバーの和田唯さん。
とあるネット記事で美人すぎるダイバーと紹介されているが、大きな間違い。正しくは、可愛すぎるダイバーである。


彼女が一番輝く瞬間。それは海に入る時だ。普段でもまぶしい笑顔が更に輝く。




彼女が海に還る。もう既に彼女は人魚なんだと私は思う。





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朝のハッシー、一枚！


  

ジャック・マイヨールをご存知だろうか？
映画のモデルにもなっているので、海系な人でなくても名前くらいは知っているに違いない。ジャックはフリーダイバーであり、打ち立てた記録が１０５M。それを聞いただけでも凄いと思うが、その偉大な記録も以後、後人の選手たちによって塗り替えられていった。

破っていったのは主に欧米の選手達であるが、その中に混じって日本人選手がいる。篠宮龍三さん、その人だ。その記録、なんと１１５M。ジャックを超えた唯一の日本人である。テレビや雑誌などメディアでとりあげられているので、ご存知の方も多いと思う。その彼を今回、小笠原で撮影する機会に恵まれた。

１９日、彼が長い船旅を経て小笠原に到着。お迎えに行くと、どこからか「篠宮さ～ん」と黄色い声が飛ぶ。初めてお会いする彼は長身のがっちりした体型。後で聞くと、身長は私と同じ１８１センチ。だが、体重は７３キロ。ちなみに私はプラス１０キロ。腹に脂肪を蓄えてるかどうかの差である。


到着後まもなく、ボートに乗り込み海へ向かう。ボートの上で見る彼はそれだけでも絵になる。




さあ、いよいよ海の中へ。スタンバイ中。小笠原の青い空にカツオドリが飛ぶ。




海の中で泳ぐ彼は美しい。しかも息が長い。それだけ撮影する方もキツイ。ついつい彼を追いかけて深場に行ってしまい、浮上に焦ることもシバシバ。




ボートにあがって休憩中の篠宮さん。水も滴るいいオトコだ。




彼の毎日の朝の日課。ヨガ。これも絵になるな～





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