2007年11月23日
2007年10月05日
2007年10月04日
猫屋敷
クインシャーロットシティで宿泊の宿には沢山のにゃんこさん達でいっぱいだった。ちゃんと家の中に小屋とは別にニャンコ用のプレイルームが用意されてるほどの猫屋敷。にゃんこさんにとってはまさに天国だ。
ひさしの上をそろりそろ〜り。
プレイルームの中で遊ぶにゃんこさん。
芝生の上で。
ひさしの上をそろりそろ〜り。
プレイルームの中で遊ぶにゃんこさん。
芝生の上で。
2007年10月03日
クインシャーロットシティ
クインシャーロットシティの宿に大きな荷物を置かせてもらってたので、そこでまた一泊させてもらった。
宿の窓際に飾ってあるガラスでできたウインドチャイム
朝起きて、ベランダに出るといい天気。ゲストのご婦人がくつろいでいた。
宿を出て散歩に出る。民家の向こうに海が見える。
近寄ってみました。
コンビニのウインドウに貼られた色々なメッセージ。
人魚だ〜っと喜び勇んで駆け寄ると、アレ?、おばさん?おかま?がっかり
海岸に到着。入り組んだ湾には真っ白い深い霧が立ちこめているのが見える。
その霧も30分もすると消えてなくなった。
海岸から港へやってきた。沢山の船が停泊している。
船を見てるとワタリガラスのクランだろうか。ネイティブデザインのステッカーを発見。
まだオープンしていない土産屋のウインドウ越しにもネイティブデザインのTシャツ。
水上飛行場には飛行機が駐機している。今日はお休みかな。
町にあるあやしげな骨董屋さん。クローズしたままで最後まで中に入ることができなかった。
その裏手には一匹のワンコ。もしかしたら、この店の主かもね。
宿の窓際に飾ってあるガラスでできたウインドチャイム
朝起きて、ベランダに出るといい天気。ゲストのご婦人がくつろいでいた。
宿を出て散歩に出る。民家の向こうに海が見える。
近寄ってみました。
コンビニのウインドウに貼られた色々なメッセージ。
人魚だ〜っと喜び勇んで駆け寄ると、アレ?、おばさん?おかま?がっかり
海岸に到着。入り組んだ湾には真っ白い深い霧が立ちこめているのが見える。
その霧も30分もすると消えてなくなった。
海岸から港へやってきた。沢山の船が停泊している。
船を見てるとワタリガラスのクランだろうか。ネイティブデザインのステッカーを発見。
まだオープンしていない土産屋のウインドウ越しにもネイティブデザインのTシャツ。
水上飛行場には飛行機が駐機している。今日はお休みかな。
町にあるあやしげな骨董屋さん。クローズしたままで最後まで中に入ることができなかった。
その裏手には一匹のワンコ。もしかしたら、この店の主かもね。
2007年10月02日
上空から見た動物達
数日間過ごしたローズハーバーをあとにした。
水上飛行機に乗り込んでもカメラだけは手から離さない。
低空飛行の中、風景を撮っていたが、パイロットが我々に前方にトドが見えることを教えてくれた。そして、その場所まで来ると飛行機を大きく旋回してくれた。おかげで、ローズハーバーの海上でボートの上から見た風景を飛行機で空から見ることができた。
感動はそれだけで終わらなかった。それからしばらくして、パイロットが告げる、「ハンプバック!」。そう、ザトウクジラだ。また同じように旋回し、数頭のザトウクジラがブローを繰り返しながら泳ぐ姿を見ることができた。
その先も緑で覆われた島々をながめながら、フライトし、そしてクインシャーロットシティの海岸に着水したのでした。
水上飛行機に乗り込んでもカメラだけは手から離さない。
低空飛行の中、風景を撮っていたが、パイロットが我々に前方にトドが見えることを教えてくれた。そして、その場所まで来ると飛行機を大きく旋回してくれた。おかげで、ローズハーバーの海上でボートの上から見た風景を飛行機で空から見ることができた。
感動はそれだけで終わらなかった。それからしばらくして、パイロットが告げる、「ハンプバック!」。そう、ザトウクジラだ。また同じように旋回し、数頭のザトウクジラがブローを繰り返しながら泳ぐ姿を見ることができた。
その先も緑で覆われた島々をながめながら、フライトし、そしてクインシャーロットシティの海岸に着水したのでした。
2007年10月01日
ガイドのゴッシュ
今回のクインシャーロットのローズハーバーでトーテムポールの残る廃村への案内や海の生き物へのアプローチをしてくれたガイドさんのゴッシュ。彼は何年か前にドイツからここにやってきた。そう、ドイツ人なのだ。風貌はサンタクロースがヒッピーになったような感じ。彼の船の操船は実にうまかった。岩にいる動物をおどかさないようにジワジワ寄っていって、むこうが警戒しそうになるとゆっくり引く。その加減が実に絶妙なのだ。つまり、なかなかの繊細な人ってこと。
我々の到着を待つゴッシュ
滝の上で佇むゴッシュ
ローズハーバーを発つ日、母屋の庭の外でランチした後、ゴッシュがギターを持って登場した。彼のもうひとつの顔。それはギタリスト。グリーンに覆われた静かな島にアコースティックな音色が心地良く響いた。実にここの自然にマッチした音。
ギターをつま弾くゴッシュ
続きを読む
我々の到着を待つゴッシュ
滝の上で佇むゴッシュ
ローズハーバーを発つ日、母屋の庭の外でランチした後、ゴッシュがギターを持って登場した。彼のもうひとつの顔。それはギタリスト。グリーンに覆われた静かな島にアコースティックな音色が心地良く響いた。実にここの自然にマッチした音。
ギターをつま弾くゴッシュ
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2007年09月30日
森に漂う舟
先日ご紹介した千年の森の写真の数カットはローズハーバーでのものだが、その森の奥まで入ると、妙に舟の形をした倒木が存在する。いや、倒木と思いきや、これは先住民が作りかけたカヌーなのだ。
どうして舟が森にと思われるに違いない。僕も不思議でしょうがなかった。その謎はカヌーの製作方法にあった。
●ハイダ流カヌーの作り方
カヌーを作るのに適した大木を見つける。
それを切り倒し、半分に割る。
火をつかって燃やしながら形を作っていく。
おおよその形が出来たところで山から浜へと下ろす。
そして浜辺でフィニッシュ。
ここのカヌーは、海へと下ろす前だったようだ。天然痘によって住む場所を離れなければならず、作りかけのまま放置するしかなかったらしい。というわけで森に漂う舟となってしまったのでした。
どうして舟が森にと思われるに違いない。僕も不思議でしょうがなかった。その謎はカヌーの製作方法にあった。
●ハイダ流カヌーの作り方
カヌーを作るのに適した大木を見つける。
それを切り倒し、半分に割る。
火をつかって燃やしながら形を作っていく。
おおよその形が出来たところで山から浜へと下ろす。
そして浜辺でフィニッシュ。
ここのカヌーは、海へと下ろす前だったようだ。天然痘によって住む場所を離れなければならず、作りかけのまま放置するしかなかったらしい。というわけで森に漂う舟となってしまったのでした。
2007年09月29日
鹿の顔
ローズハーバーからランチするために立ち寄った島で一頭の鹿と出会った。本来、ここの鹿は人の姿を見ると逃げるのだが、我々に安心しているのかずっと座り込んだまま。
なので、じーっと鹿を観察することにした。
ただ座っているだけかと思いきや、口をモグモグしている。そして、ノドが前後に動くと鹿のほっぺたがぷっくりと膨れた。そしてまたモグモグ。
あとで知ったが、鹿も牛と同じ反芻動物らしい。そう、胃袋がよっつあるのだ。 続きを読む
なので、じーっと鹿を観察することにした。
ただ座っているだけかと思いきや、口をモグモグしている。そして、ノドが前後に動くと鹿のほっぺたがぷっくりと膨れた。そしてまたモグモグ。
あとで知ったが、鹿も牛と同じ反芻動物らしい。そう、胃袋がよっつあるのだ。 続きを読む
2007年09月28日
そして再び二ンステインツへ
日をあらためて、再び二ンステインツ(廃村)へ訪れることにした。
朝食後に赤いマリンスーツを来てボートで海へ。写真はロケハンで訪れた映像関係者のご一行。
島に到着して、まずはランチ。ピクニック気分で楽しい。
ガイドのゴッシュはハンモックでお昼寝。
昼食後は森の中へ。トレイル沿いには白い貝殻。ハイダ族の人達は夜歩くときの目印として道沿いに置いていたとのこと。
なんの卵だろう。巣の中に小さな青緑の卵を発見。
昔、ハイダの人達が住んでいた岩の横穴。かつてはここまで潮があがってきていたらしい。
興味深い写真をひとつ。右側は千年ほど経った森だ。しかし、左は一度伐採されたあと、新しい木が育っている。
森を抜けてトーテムポールの場所へ。この日はポールを見下ろせる岩場からながめることにした。
海に映ったポール。そよ風が吹くと、時々ポールもゆらぐ。
ポールの近くでリラックスし、そのパワーを受ける彫刻家の薬師寺氏。
どこからか、シーカヤックに乗った団体さんが入り江の近くにやってきた。海からポールを眺めにやってきたらしい。ただ、潮がひいているので奥のポールを見るには遠すぎる。残念ながら企画倒れである。潮が満ちる時間にあわせて来れば良かったのに。
再び二ンステインツを訪れ、みんなが感じたこと。最初に訪れた時よりも、今日のほうがいいということ。最初に訪れた時のポールの写真と比べてもらえればわかるように、ポールの表情がくっきり出ているのである。なぜだか、しっとりした感じとでも言おうか。
また、夕方になり光線状態の関係でブルーの反射光によりポールが青く染まった。なんだか不思議だねえ。
朝食後に赤いマリンスーツを来てボートで海へ。写真はロケハンで訪れた映像関係者のご一行。
島に到着して、まずはランチ。ピクニック気分で楽しい。
ガイドのゴッシュはハンモックでお昼寝。
昼食後は森の中へ。トレイル沿いには白い貝殻。ハイダ族の人達は夜歩くときの目印として道沿いに置いていたとのこと。
なんの卵だろう。巣の中に小さな青緑の卵を発見。
昔、ハイダの人達が住んでいた岩の横穴。かつてはここまで潮があがってきていたらしい。
興味深い写真をひとつ。右側は千年ほど経った森だ。しかし、左は一度伐採されたあと、新しい木が育っている。
森を抜けてトーテムポールの場所へ。この日はポールを見下ろせる岩場からながめることにした。
海に映ったポール。そよ風が吹くと、時々ポールもゆらぐ。
ポールの近くでリラックスし、そのパワーを受ける彫刻家の薬師寺氏。
どこからか、シーカヤックに乗った団体さんが入り江の近くにやってきた。海からポールを眺めにやってきたらしい。ただ、潮がひいているので奥のポールを見るには遠すぎる。残念ながら企画倒れである。潮が満ちる時間にあわせて来れば良かったのに。
再び二ンステインツを訪れ、みんなが感じたこと。最初に訪れた時よりも、今日のほうがいいということ。最初に訪れた時のポールの写真と比べてもらえればわかるように、ポールの表情がくっきり出ているのである。なぜだか、しっとりした感じとでも言おうか。
また、夕方になり光線状態の関係でブルーの反射光によりポールが青く染まった。なんだか不思議だねえ。
2007年09月27日
千年の森
日本では見られる場所がほとんど残っていないが、カナダやアラスカでは千年以上を経た森の姿を一部の場所で見ることが出来る。木が成長していくと大きい木の影に低い木が隠れ、大きい木の葉の影で枯れたり倒れたりする。そして、その上を苔が覆う。そのサイクルを繰り返すうちに大木はどんどん成長を続け、巨大化し、更に枝葉をいっぱいに広げ、その競争に負けた木々が淘汰される。そうなると木と木の間隔が広くなり、森の中に大きな空間が出来るのである。その中に踏み入ると腐葉土や苔でフカフカだ。
倒木の上を覆う苔。苔の中の倒木は朽ちて、中は空洞だったりもする。
大木が折れている。朽ちたのか、雷が落ちたのか。
倒れた木には地衣類がはびこり、新しい命の養分となる。
倒れた巨木の枝に垂れるベアードモス。そう、髭状の苔だ。
トウヒの実があちらこちらに落ちている。ここからまた新しい木が育つのだろう。
サルノコシカケの裏側をのぞくと、小さな沢山の黄色い水滴。樹液がしみ出したのだろうか。
新しい芽吹き
ふたつのキノコにトウヒの実がひっかっかっていた。
森の中を流れる滝。
森に差し込む日の光。
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倒木の上を覆う苔。苔の中の倒木は朽ちて、中は空洞だったりもする。
大木が折れている。朽ちたのか、雷が落ちたのか。
倒れた木には地衣類がはびこり、新しい命の養分となる。
倒れた巨木の枝に垂れるベアードモス。そう、髭状の苔だ。
トウヒの実があちらこちらに落ちている。ここからまた新しい木が育つのだろう。
サルノコシカケの裏側をのぞくと、小さな沢山の黄色い水滴。樹液がしみ出したのだろうか。
新しい芽吹き
ふたつのキノコにトウヒの実がひっかっかっていた。
森の中を流れる滝。
森に差し込む日の光。
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2007年09月26日
海から見えた動物達
海から見える生き物は海獣類や鳥類の他にも、見られる動物がいる。それは海辺を歩くクマや鹿だ。
ブラックベアーの親子。お母さん熊と小熊が二頭。子供はコロコロして、とてもかわいい。
こちらも海辺を歩く鹿。磯場に生える黄色い海藻の背景に溶け込んでいる。
移動した別の場所にも、鹿が歩いていた。
ブラックベアーの親子。お母さん熊と小熊が二頭。子供はコロコロして、とてもかわいい。
こちらも海辺を歩く鹿。磯場に生える黄色い海藻の背景に溶け込んでいる。
移動した別の場所にも、鹿が歩いていた。
2007年09月25日
鳥がいっぱい
自然に包まれたカナダのここでは様々な鳥を見ることができる。
ハクトウワシ
カモメかな
岩場に群れる鳥
赤くて細いくちばしが特徴のオイスターキャッチャー
ウミウ
魚をつかまえて飛び立とうとしているウミスズメ
海に漂うツノメドリ
高い木のてっぺんにとまって鳴くワタリガラス
続きを読む
ハクトウワシ
カモメかな
岩場に群れる鳥
赤くて細いくちばしが特徴のオイスターキャッチャー
ウミウ
魚をつかまえて飛び立とうとしているウミスズメ
海に漂うツノメドリ
高い木のてっぺんにとまって鳴くワタリガラス
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2007年09月24日
ローズハーバーでの生活
ローズハーバーでの数日間
ローズハーバーで夜明けに入り江から見た風景。静かな海に小島の森が映り込んでいた。
入り江は潮が引くと広い干潟となる。干潟には壊れた船と漁具が無造作に放置されていたが、それがなんとも味わい深いオブジェに見えた。
トイレから見る風景。そう、トイレは外にある。昔ながらのボットン便所。最初は躊躇するが、慣れると、ここから見える風景が楽しみで、ずっと入っていたくなる。
朝は冷え込んで空気が冷たい。そして空気も澄んで深呼吸すると気持ちがいい。
入り江を歩く。干潟には紫色のヒトデ。
母屋の煙突から出る煙。
中に入ると、食事を作ってくれるスーザンが小麦をひく姿。電気を使わない人力粉ひき機だ。
ゲストが寝泊まりする小屋の中には大きな薪ストーブが置かれている。
その小屋には電気はない。だから、あかりはろうそく。
部屋の窓際には今まで訪れたゲストの置きみやげ。
これは流木だろうか。
カニの甲羅にメッセージを発見。44周年目の結婚記念日に夫が妻に贈ったのかなあ。素敵な結婚記念日。そんなことを想像した。
小屋の周辺を歩くとあちこちに赤煉瓦や鉄の廃墟。これは以前、ここが捕鯨基地があった場所だから。その名残だ。
海から戻って、小屋の裏を歩くと鹿とご対面。
風呂は無し。シャワーはあるが、お湯は自分達で作る。火をおこし薪をくべて地道にお湯を作る。
こちらでは薪割り。
夕方の入り江
日が暮れる頃、空に弓なりの雲が現れた。入り江の水面への映り込みが美しい。
夜になり母屋に明かりがつく。食事はこちらでいただく。
夜が更けて空にかかる天の川。無数の星。写真で撮ると天の川の中の暗黒星雲までもくっきりと写っている。ここまでの写真はハワイのマウナケアとか、空気が澄んで街の灯りがない場所でしか撮れないのだとか。今回同行の天文学の先生が教えてくれた。
ご覧頂いたように、基本的には電気に頼らない生活だ。不便なところもあるが、それがかえって心地いい。夜になりストーブをたきながら、ろうそくのあかりで仲間と語らう。もっぱら、僕の場合はろうそくのゆらぎの催眠術にかかり、途中でソファの上でウトウト眠ってしまう毎日であった。ここでの生活を例えて言うなら、昔子供の頃に行った少年自然の家的なイメージかな。何十年も昔にかえった、そんな気分でした。
ローズハーバーで夜明けに入り江から見た風景。静かな海に小島の森が映り込んでいた。
入り江は潮が引くと広い干潟となる。干潟には壊れた船と漁具が無造作に放置されていたが、それがなんとも味わい深いオブジェに見えた。
トイレから見る風景。そう、トイレは外にある。昔ながらのボットン便所。最初は躊躇するが、慣れると、ここから見える風景が楽しみで、ずっと入っていたくなる。
朝は冷え込んで空気が冷たい。そして空気も澄んで深呼吸すると気持ちがいい。
入り江を歩く。干潟には紫色のヒトデ。
母屋の煙突から出る煙。
中に入ると、食事を作ってくれるスーザンが小麦をひく姿。電気を使わない人力粉ひき機だ。
ゲストが寝泊まりする小屋の中には大きな薪ストーブが置かれている。
その小屋には電気はない。だから、あかりはろうそく。
部屋の窓際には今まで訪れたゲストの置きみやげ。
これは流木だろうか。
カニの甲羅にメッセージを発見。44周年目の結婚記念日に夫が妻に贈ったのかなあ。素敵な結婚記念日。そんなことを想像した。
小屋の周辺を歩くとあちこちに赤煉瓦や鉄の廃墟。これは以前、ここが捕鯨基地があった場所だから。その名残だ。
海から戻って、小屋の裏を歩くと鹿とご対面。
風呂は無し。シャワーはあるが、お湯は自分達で作る。火をおこし薪をくべて地道にお湯を作る。
こちらでは薪割り。
夕方の入り江
日が暮れる頃、空に弓なりの雲が現れた。入り江の水面への映り込みが美しい。
夜になり母屋に明かりがつく。食事はこちらでいただく。
夜が更けて空にかかる天の川。無数の星。写真で撮ると天の川の中の暗黒星雲までもくっきりと写っている。ここまでの写真はハワイのマウナケアとか、空気が澄んで街の灯りがない場所でしか撮れないのだとか。今回同行の天文学の先生が教えてくれた。
ご覧頂いたように、基本的には電気に頼らない生活だ。不便なところもあるが、それがかえって心地いい。夜になりストーブをたきながら、ろうそくのあかりで仲間と語らう。もっぱら、僕の場合はろうそくのゆらぎの催眠術にかかり、途中でソファの上でウトウト眠ってしまう毎日であった。ここでの生活を例えて言うなら、昔子供の頃に行った少年自然の家的なイメージかな。何十年も昔にかえった、そんな気分でした。
2007年09月23日
トド
アザラシと同じく海の出ると岩場にいる生き物、トド。その体は大きく3メートル程ある。そんな大きいトドであるが、その仕草はのんびりとして、見てるとなんだか眠くなる。
よく見ると、子供がおかあさんの背中にもたれてる。
高い波を受ける岩場。そんな荒れた海もトドには全く関係ない。
2羽の海鳥とツーショット(スリーショット?)
大きなあくびをするトド。見てるこちらも眠くなる。
半逆光のライト。影の中にトドのラインが出て美しい。
そんなトドであるが、その数は減少の一途にある。アメリカでは絶滅危惧種に指定されているらしい。原因はここでもやはり人間に関係があるらしい。Wikipediaで見るとアラスカ湾における魚の乱獲、日本においてはさらに有害鳥獣とされ航空自衛隊による機銃掃射が行われていたとのこと。ひどい話である。人間が好きなだけ魚を獲って、それによって減少した魚をトドが自らの生存のために追う。漁師の網が破れる。邪魔者は消す。身勝手な人間の論理である。乱獲をしなければ人もトドも共存できるはずなのに。また、愚かな人間の一面を見てしまった。 続きを読む
よく見ると、子供がおかあさんの背中にもたれてる。
高い波を受ける岩場。そんな荒れた海もトドには全く関係ない。
2羽の海鳥とツーショット(スリーショット?)
大きなあくびをするトド。見てるこちらも眠くなる。
半逆光のライト。影の中にトドのラインが出て美しい。
そんなトドであるが、その数は減少の一途にある。アメリカでは絶滅危惧種に指定されているらしい。原因はここでもやはり人間に関係があるらしい。Wikipediaで見るとアラスカ湾における魚の乱獲、日本においてはさらに有害鳥獣とされ航空自衛隊による機銃掃射が行われていたとのこと。ひどい話である。人間が好きなだけ魚を獲って、それによって減少した魚をトドが自らの生存のために追う。漁師の網が破れる。邪魔者は消す。身勝手な人間の論理である。乱獲をしなければ人もトドも共存できるはずなのに。また、愚かな人間の一面を見てしまった。 続きを読む
2007年09月22日
2007年09月21日
ローズハーバー、そして二ンステインツへ
クインシャーロットに到着したからといっても、すぐにトーテムポールを見れるというわけではない。そこからさらにクインシャーロット諸島南端のローズハーバーまで小型の水上飛行機で移動する。
水上飛行機の事務所。
水上飛行機乗り場にかかる連絡橋。
飛び立つと、低空を飛行。クインシャーロット諸島の緑と海の風景が次から次へ通り過ぎる。
ローズハーバーに到着。
島の中には小さな小屋があるだけ。ここでしばらくの間滞在だ。
さて、いよいよトーテムポール、といきたいところだが、また更にここから移動である。
小さいゾディアックボートに乗り、トーテムポールが残る廃村、ニンステインツ(先住民集落跡)へ向かう。
その途中、アザラシが一頭、岩の上に。
波をかぶりながら進むボート
そして、やっとニンステインツのある島に上陸する。
上陸後、森の中を歩き、廃村跡をめざす。
森を抜けると、遂にトーテムポールが現れた。
トーテムポールは波打ち際からすぐの場所に並んで立っている
トーテムポールを仰ぎ見る。
これらのトーテムポールは先住民であるハイダ族が建てたものであり、かつてこの地で生活が営まれていた。だが、1862年に天然痘が大流行し、1835年に7000人いたハイダ族が1885年には800人に減少してしまった。そして生き残った全員を2つの村Skidegate, Old Massetに集められ、その他の村は廃村になった。ここもまたその中のひとつなのだ。そして、19世紀末から20世紀中ごろまで、廃村のトーテムポールが次々に持ち出されることになる。二ンステインツでは、合計で35本前後のポールが運び出された。1957年に11本のトーテムがバンクーバーなどの博物館に移動したのが最後である。残ったポールは、すべて埋葬用のものである。
ポールの上の埋葬された場所には苔や草が生えていた。ポールが朽ち果てるとポールとともに自然に還るのである。
かつて家があった場所。屋根を支えていた梁が横たわっている。
あと数十年もすれば、全てが自然に還り、この光景を見ることが出来なくなるであろう。その前にこの地を訪れ、先人達の残した彫刻を見ることができて良かった。
かつてはここでハイダの人達が豊かに暮らしていたのだろうな。草むらの中でそんなことを想像した。そして僕はトーテムポールに合掌した。 続きを読む
水上飛行機の事務所。
水上飛行機乗り場にかかる連絡橋。
飛び立つと、低空を飛行。クインシャーロット諸島の緑と海の風景が次から次へ通り過ぎる。
ローズハーバーに到着。
島の中には小さな小屋があるだけ。ここでしばらくの間滞在だ。
さて、いよいよトーテムポール、といきたいところだが、また更にここから移動である。
小さいゾディアックボートに乗り、トーテムポールが残る廃村、ニンステインツ(先住民集落跡)へ向かう。
その途中、アザラシが一頭、岩の上に。
波をかぶりながら進むボート
そして、やっとニンステインツのある島に上陸する。
上陸後、森の中を歩き、廃村跡をめざす。
森を抜けると、遂にトーテムポールが現れた。
トーテムポールは波打ち際からすぐの場所に並んで立っている
トーテムポールを仰ぎ見る。
これらのトーテムポールは先住民であるハイダ族が建てたものであり、かつてこの地で生活が営まれていた。だが、1862年に天然痘が大流行し、1835年に7000人いたハイダ族が1885年には800人に減少してしまった。そして生き残った全員を2つの村Skidegate, Old Massetに集められ、その他の村は廃村になった。ここもまたその中のひとつなのだ。そして、19世紀末から20世紀中ごろまで、廃村のトーテムポールが次々に持ち出されることになる。二ンステインツでは、合計で35本前後のポールが運び出された。1957年に11本のトーテムがバンクーバーなどの博物館に移動したのが最後である。残ったポールは、すべて埋葬用のものである。
ポールの上の埋葬された場所には苔や草が生えていた。ポールが朽ち果てるとポールとともに自然に還るのである。
かつて家があった場所。屋根を支えていた梁が横たわっている。
あと数十年もすれば、全てが自然に還り、この光景を見ることが出来なくなるであろう。その前にこの地を訪れ、先人達の残した彫刻を見ることができて良かった。
かつてはここでハイダの人達が豊かに暮らしていたのだろうな。草むらの中でそんなことを想像した。そして僕はトーテムポールに合掌した。 続きを読む
2007年09月20日
長い旅のはじまり
今回の旅のメインはカナダにあるクインシャーロット島へ渡り、ハイダ族がかつて住んでいた場所のトーテムポールに会いに行くこと。また森や海に触れあうことであった。
関空からバンクーバーへ飛び、そしてローカル機に乗り継いでサンドスピットへ。
サンドスピットへ向かう機内の窓から下界を見るとバンクーバー島のテレグラグコーブ付近が見えた。
サンドスピット空港へ到着。重たそうな雲がかかり、小雨がパラパラ。
空港の建物はこれだけ。とても小さな地方空港だ。
到着後、乗り合いのリムジンバスに乗り込む。
バスの窓からの風景。
しばらく走ると港に到着。バスは乗客をのせたままフェリーに乗船。
バスからデッキへ降りる。
フェリーから見えた海の風景
対岸に到着したバスは、また走り、夕方、クインシャーロットシティに到着。
宿に向かう途中、道端にはベリーを見つける。少し酸っぱいけど、おいしい〜
犬を連れて散歩する人の姿。
宿に到着すると宿のご主人とおかみさんが直々にお出迎え。
ご主人
おかみさん
宿はとても素敵なインテリアで、清潔感に溢れていた。
ベッドールーム
吹き抜け
バスルーム
その後、夕食へ。町の小さなチャイニーズレストランで食事。
何はともあれ、ビールを一杯。
夜9時くらいに店を出たのに、外はまだ薄明るい。
ここクインシャーロットシティで一泊後、翌朝にローズハーバーへ向けて出発だ。目的地はまだまだ先だ。
つづく・・・
関空からバンクーバーへ飛び、そしてローカル機に乗り継いでサンドスピットへ。
サンドスピットへ向かう機内の窓から下界を見るとバンクーバー島のテレグラグコーブ付近が見えた。
サンドスピット空港へ到着。重たそうな雲がかかり、小雨がパラパラ。
空港の建物はこれだけ。とても小さな地方空港だ。
到着後、乗り合いのリムジンバスに乗り込む。
バスの窓からの風景。
しばらく走ると港に到着。バスは乗客をのせたままフェリーに乗船。
バスからデッキへ降りる。
フェリーから見えた海の風景
対岸に到着したバスは、また走り、夕方、クインシャーロットシティに到着。
宿に向かう途中、道端にはベリーを見つける。少し酸っぱいけど、おいしい〜
犬を連れて散歩する人の姿。
宿に到着すると宿のご主人とおかみさんが直々にお出迎え。
ご主人
おかみさん
宿はとても素敵なインテリアで、清潔感に溢れていた。
ベッドールーム
吹き抜け
バスルーム
その後、夕食へ。町の小さなチャイニーズレストランで食事。
何はともあれ、ビールを一杯。
夜9時くらいに店を出たのに、外はまだ薄明るい。
ここクインシャーロットシティで一泊後、翌朝にローズハーバーへ向けて出発だ。目的地はまだまだ先だ。
つづく・・・